マンションの消防設備消防点検は総合点検か機器点検で内容が異なる

火災発生などいざという事態が起きた際に、マンションに設置している消防設備が問題なく作動する必要があるため、定期的に行うことになるのが消防点検です。

 

消防点検の内容は機器点検なら比較的簡易的ですが、総合点検の内容は本格的になります。

 

消防点検資格者や消防士資格を持つ人材によるマンションの消防点検が必要

大規模なマンションになるほど万が一火災が起きた際に、被害が大きくなる可能性があります。

もしもマンションで火災が発生をしたとしても、定期的な設置防災施設を点検して、適切な消防点検によって被害を最小にするのがポイントです。

 

適切な時期に消防点検が行われているマンションであれば、火災などの非常時にも消防設備はきちんと作動しますし、避難もそれだけスムーズになるでしょう。

マンションの屋内にはあらゆる場所に消防設備が設置されていますが、火災発生時に使用できるよう管理が必要です。

 

情報として知っておきたいのは、マンションにおける消防点検の具体的な内容でしょう。

広いマンション内には、あらゆる個所に消防点検を必要とする消防設備があります。

 

消火器に非常ベルや避難用のはしご、誘導灯やスプリンクラーなどもそうです。

そのためマンションの所有者や管理者などは、火災発生時に順調な作動ができる状態であるよう、有資格者が行う消防点検を行う必要があります。

 

マンションの消防点検を行う際に対象となるのは？

消火設備はマンションにおける消防点検の対象となり、スプリンクラーや消火器などがその内容です。

安全な場所への非難をするための誘導灯や避難はしごといった避難設備、非常ベルや自動火災報知設備など火災発生を知らせる警報設備も、マンション内消防点検の対象になります。

 

消火活動をするために必要になる非常コンセント設備、ほかにもマンションの連結送水管に排水設備も対象です。

消防用水となる防火水槽も対象設備、2パターンの点検方法があり、総合点検に機器点検があります。消防点検でも総合点検の内容は、機器点検とは異なり、マンション内での機器点検の内容は簡易的なものです。

 

それとは異なるのがマンションでの総合点検、内容として見ただけでの判断といった簡単な方法ではありません。

マンションに設置された消防設備は、消防点検時にはすべて作動させるためです。

 

一部のみということもありますが、点検は点検基準をもとに行わねばなりません。避難はしごの消防点検も、降下をさせて実際に作動するかを確認します。

 

防火対象物のマンションには年間の中で消防点検が必要になる

建築物の中には防火対象物ととらえられる建物があり、マンションやビルなどもそうです。

そのためマンションなどには消防設備が設置されており、誘導灯や各種避難器具に消火栓、自動火災報知設備に非常ベルなどもあります。

 

消防設備全てを作動させることもありますが、総合点検は機器点検よりも大掛かりな消防点検となり、年に1回の消防点検です。

内容として例えば避難はしごは腐食して危険な状態になっていないか、破損はないかを確認します。

 

火災報知設備であれば内容は、マンション内の適切な場所への設置がされているか、作動は問題なく行えるかの確認です。

あらゆる場所に設置されるマンション内の消火器の消防点検なら、点検内容は正しい場所への設置がされているか、破損が生じてはいないかもチェックします。

 

消防法により定められているのも消防点検であり、マンション管理者にとって消防点検は義務です。

 

まとめ

毎月行うわけではないマンションの消防点検ですが、6ヵ月に1度は機器点検を、1年に1度は総合点検をすることになります。

内容はそれぞれに異なり、特定防火対象物の報告は年に1度、非特定防火対象物なら3年間で1度が報告の期間目安です。